今日は、２年生とその保護者を対象にして、進路学習会を行いました。今回は、公立高校から袋井高校と袋井商業高校、私立高校から磐田東高校の先生をお招きして、それぞれの学校の特色や魅力、高等学校が求める生徒等について、説明していただきました。

袋井高校は、袋井南中の隣にある普通科の公立高校ですが、デザインシンキングを重視した探究的な学習に力を入れていることが説明されました。また、国公立大学や有名私大へを目標にして、学力向上にも取り組んでいる状況が説明されました。

袋井商業高校は、周南中学校の近くにある商業科の公立高校ですが、なんといっても袋商ショップに取り組んでいる様子が動画で紹介されました。また、就職に強い点や資格取得等の魅力が紹介されました。

磐田東高校は、磐田市にある私立高校ですが、私立高校らしい充実した施設や多様なカリキュラムについて説明がありました。また、今年度から普通科の３コースに再編成され、それぞれのコースの違いについて説明がありました。

３つの高校の先生の説明を聞いて、自分自身の１年後の進路選択をどうするのかについて、真剣な表情で考えている２年生でした。

３つの高等学校の先生方におかれましては、大変お忙しい中にもかかわらず、本校の生徒たちのために熱心に説明をしていただき、本当にありがとうございました。今後の進路選択やキャリアデザインに生かしていきます。

袋井南コミュニティセンターを会場にして、今年度２回目となる「南の丘学園袋井南小学校・袋井南中学校教育振興会理事会」を開催しました。教育振興会会長の豊田様、前会長の髙橋様、袋井市議会議員の皆様、自治会連合会長の皆様、自治会の代表者の皆様、小中PTAの皆様といった理事会の役員の皆様に参加していただき、振興会の予算の使途やその内容について検討していただきました。

教育振興会理事会の中では、小中の教育振興会会計の具体的な執行状況や各学校の経営状況について、各校教頭から説明を行いました。

熟議の中では、参与である議員の皆様から、OECDの調査によれば、我が国の公的教育支出・教育費の対GDP比率は国際比較において平均以下であり、大変低いことを踏まえて、給食費や高等教育等を含め、国や県、市からの教育予算の拡充が一層必要であるという御意見がありました。また、自治会費の支出においても、高齢者等においては負担が大きい家庭もあることの指摘もありました。

一方で、連合会長の皆様からは、今年度袋井南小学校が創立150周年、来年度は袋井南中学校が創立50周年という節目の時期であること、また、地域からの支援によって袋井南小・中学校の教育活動は特色ある教育活動を実現できていること、マーチングに代表されるような各部の大会参加費、個人登録費、楽器、運搬費など、部活動の活動などにかかるお金を保護者が受益者負担として全て負担できるものではないこと、袋井市としては可能な範囲で学校教育の充実のために努力しているが市の予算には限界があること、各学校で子供たちのために適切に活用されているのかをこれまでも理事会の中で確認してきている経緯、自治会費の負担軽減策も各地区で実施していること等、様々な御意見をいただきました。

今後の対応としては、教育振興会理事会としては来年度も継続していく方向であることと同時に、各連合自治会でも議論をした上で、教育振興会のあり方を検討していくことが確認されました。

なお、令和5年6月16日に閣議決定されました第4期教育振興基本計画の中でも、以下のような記述があります。

（２）教育投資の在り方

「 未来への投資 」 としての 教育投資の意義）

○教育は、個人の社会的自立の基礎を築き、ウェルビーイングを実現するものであると同時に、教育の成果は、単に個人に帰属するのみならず広く社会全体に還元され、社会の維持・発展の原動力となるものである。

○（中略）教育投資は個人及び社会の発展の礎となる 「 未来への投資 」であり、必要な教育投資については、学習者本人のみならず社会全体で確保することが必要である。

○その際、教育投資がもたらす効果には、経済的な効果のみならず、新たな価値の創造や未来への志向性 、共生社会の実現、地域コミュニティの形成といった 社会の持続・発展に不可欠でありつつも必ずしも数値化できない重要な効果もあることに留意が必要である。また、教育投資には、国や地方公共団体による公財政支出、家計による負担に加え、様々な形での寄附や、広い意味では、社会関係資本を基盤としたボランティアなどの人的貢献、企業の教育面におけるCSR 活動など民間団体等の自発的取組などが含まれることにも留意が必要である。

○特に、我が国は、諸外国と比較した場合、寄附が少ない現状にあり、教育機関においても寄附を行おうとする個人・企業・団体等の意欲を喚起するよう努めることなどにより、寄附文化を醸成する必要がある。また、今日においては、かつて地域コミュニティなど学校以外が担っていた教育的な機能が弱くなっており、その分、学校に求められる役割が大きくなりがちとの指摘もある。このような点も踏まえつつ、社会全体で教育を支える環境を醸成することにより、教育への投資の充実を図る必要がある。

■【出典：文部科学省HP，第4期教育振興基本計画】https://www.mext.go.jp/a_menu/keikaku/index.htm

このような指摘がある中で、袋井南小・中学校の学区では、地域コミュニティの教育的な機能が強く、地域からの寄付によって、特色ある教育活動を推進することが可能になっています。

今年度でいえば、SouthDreamの中で静岡ブルーレブズの山谷拓志さんや袋井市出身の映画監督池田千尋さんをお招きして講演会を行っています。また、合唱コンクールを磐田市民文化会館かたりあで行う移動費や会場費も教育振興会から支出していただきました。各部の活動に関わる運搬費や交通費、会場費や個人登録費も教育振興会から支出していただいています。

さらに、教育振興会の他にも、報徳社や静岡県グリーンバンク等からの支援もいただいています。来年度の本校50周年にむけて、勧農報徳社からは周年事業への寄付の申し出もすでに承っています。

このように、地域の皆様からの本学園に対する期待や負託に応えられるよう、適切な活用がなされているのかについての確認や、情報公開の在り方について、教育振興会理事会の中で、今後も丁寧に報告をしてまいります。理事会の皆様におかれましては、お忙しい中で御参加いただき誠にありがとうございました。

12月が目前に近付いてきました。早い人はいよいよ入試がスタートする時期になってきました。３年生の皆さんにとっては、３学期になってから２月上旬までに専修学校や私立高校の入試、３月上旬に公立高校入試が予定されています。

学校で進路説明会等の行事を行う場合は、会場準備の関係で椅子やシートの準備や片付けに時間がかかってしまいますが、今回は袋井南中の体育館ではなく、袋井南コミュニティセンター南風館のホールをお借りして、進路説明会を実施しました。

また、会の冒頭では、南風祭合唱の部では学級閉鎖となったため合唱ができなかった３年４組の皆さんが素晴らしい合唱を披露しました。

ホールは500人規模のホールのため、１学年の生徒と保護者の場合はちょうどよい規模になっています。

今後の入試手続き等への対応としてどのようなことを進めていったらよいかについて、校長挨拶では心構えが、学年主任と進路指導主事からは、具体的な今後の日程や手続き上の注意点について、生徒と保護者を対象に説明会を行いました。

今年度は、袋井市の中学校では公立高校の出願もデジタルで試行するなど、年度によって手続きも異なります。県内の中学3年生の生徒数減少に合わせて、近隣の公立高校の定員も減少している学校があります。よく内容を確認して対応してほしいという説明もありました。

また、３年生の生徒や保護者だけでなく、１・２年生の生徒や保護者も、静岡県教育委員会高校教育課のHPや静岡私学ネットのHP、各学校のHPを、自分から確認をして情報を収集していくことが重要です。

■【静岡県教育委員会高校教育課HP】https://www.pref.shizuoka.jp/kodomokyoiku/school/kyoiku/1003777/1003792/1031870.html

■【静岡私学ネットHP】https://www.shizuoka-shigaku.net/

■【今後の主な予定】

・11月30日(木)　３年第２回県学力調査

・12月11日(月)～12月15日(金)　三者面談（全学年）

・12月22日(金)　２学期終業式

・１月９日(火)　３学期始業式

・１月11日(木)　３年校内実力テスト、１・２年県学力調査

・１月19日(金)　３年一斉面接指導　

　※この日より前の入試の人には、個別に事前指導を行います。　

・２月６日(火)～７日(水)　私立高校入試・面接

・２月14日(水)・15日(木)　１・２年３学期定期試験

　※３年生は入試直前なので、３学期の定期試験は行いません。

・３月５日(火)・６日(水)　公立高校入試・面接

・３月12日(火)　３年生を送る会

・３月13日(水)　同窓会入会式・教育振興会表彰（3年のみ）

・３月18日(月)　卒業証書授与式（３年、１・２年代表生徒）

・３月19日(火)　修了式（１・２年）

袋井市でも12月3日(日)に、各地域で地域防災訓練が予定されています。今回はコロナ禍以降で初めて、地域防災訓練に中学生が主体的に参加する機会を設定できるよう、各地域でも工夫した活動が予定されているようです。袋井南中学校がある自治会でも豊沢愛野地区の地域防災訓練では、中学生が主体的に参加できるよう、様々な工夫をしています。

1203 地域防災訓練ユニットメンバー 募集チラシ.pdf

例えば、参加した地域住民に対して南中生が防災クイズを出したり、HUG（避難所運営ゲーム）を中心になってサポートしたりするような活動を企画しています。

本日は、市役所の担当職員や地域住民の防災リーダーの一人である牧野様にもお越しいただき、地域防災ユニットメンバーにアドバイスをしていただきました。

地域防災で中学生に期待される役割は大きいと感じます。このような機会に地域貢献できることを中学生はとても楽しみにしています。

本校では、校内研修のテーマとして「自ら学ぶ生徒の育成～生徒と楽しむ授業づくり～」に取り組んでいます。

昨年度までは、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実など、教育の質を向上させることをねらいとする「GIGA スクール構想」の下、１人１台端末等のICT環境を活用した新たな学びについて、その具体的な授業デザインへの生かし方を実践的に研究してきました。

今年度は、子供たちの「楽しさ」をキーワードとして、魅力ある授業デザインの研究を行っています。

具体的には、「～したい・体験・対話・体感」という四つの「たい」をキーワードとして、それぞれが担当する授業デザインの中に「魅力的な学習課題」「対話」「納得解の記述」を工夫して構成することに取り組んできました。

また、研修の方法としては、教科や年齢、学年をミックスした３人グループの中で、課題を設定し、授業を公開し、校内の電子掲示板上でコメントを交流し合うという取組を行っています。

この公開授業では、３人組のグループ以外の人も積極的に参観して学び合っています。また、授業で参観できなかった人も電子掲示板でのコメントから、その工夫や成果、課題点を学ぶことができます。

今回の校内研修会では、先日の管理主事・市教委訪問で指導を受けた本校の授業の成果と課題を共有し、自分自身やグループとしての授業改善の方向性を話し合いました。

「袋井型授業づくり」には一定の成果が見られたものの、「生徒の楽しさ」＝「没頭・熱中・探究・創造」といった深い学びについては、依然として課題があることも確認されました。

さらに、研修主任からは、ミハイ・チクセントミハイ氏（ハンガリー出身のポジティブ心理学者）の「フロー理論」が紹介され、来年度の本校の研修の理論的な方向性として提案されました。

ここでいう「フロー」とは、「時を忘れるくらい完全に集中して対象に入り込んでいる精神的な状態」を指しています。

次回の校内研修会では、各グループによる研究発表会を行う予定になっています。生徒たちだけでなく、教職員も常に真剣に、そして粘り強く学びを深めている袋井南中学校です。

袋井・森地区の中学校で行われた、袋井ソフトテニス秋季大会個人戦で、１位となったペアの他、入賞したペアが合計３組となりました。

今後の一層の活躍を期待しています。

本校では、定期試験を２日間に分けて実施しています。この２日間は、テストを午前中で実施し、給食を食べて下校しています。

このことによって、生徒たちはコンディションを整えて、集中してテストに臨むことができます。

また、教職員は勤務時間内に、採点時間を確保したり、学期末に向けて事務処理を行ったりする時間を確保できています。

さらに本校では今年度から、定期試験を学期に１回にしています。

定期試験前だけの勉強でなく、学力調査や実力テストを含めて、長期的な目標をもって日々の授業や家庭学習を充実させることを目指しています。

昨年度、教職員で検討したときには、出題範囲が広くなるという意見もありましたが、逆に出題範囲が狭くなればなるほど難しい問題になりやすいという意見もありました。２学期の学習の範囲ということで、基本的な問題を中心にバランスよく出題できます。

【令和5年度袋井南中学校　定期試験＆テスト計画】

学習評価は、定期試験だけでなく、単元で育成したい力が身に付いているのかを評価するため、単元テストやパフォーマンス評価、授業での作品や取組を組み合わせて、観点別に評価しています。

このように、生徒の自己調整力を重視した学習への取組を継続していることが、本校の生徒の全国学力・学習状況調査や袋井版学調での成果につながっていると考えています。

なお、11月30日(木)に３年生は第２回静岡県学力診断調査があります。さらに1月11日(木)に１・２年生は静岡県学力調査、３年生は校内実力テストを予定しています。

定期試験が終わったら、学習の定着状況を確認して、次のテストを目標に授業や家庭学習に努力してほしいと期待しています。

今日は、LOVE BIRTHの方をお招きして、１年生を対象に、命の講話を行いました。

講話では、命の誕生やその過程、男女の身体的な性差などについて学ぶこと、命を大切にすることを目的にして、実施しました。

講話の中では、命の誕生の動画を視聴したり、胎児の人形を抱っこする体験や人の心音を聞く体験を行ったりして、生徒それぞれが自分の命の大切さを実感していました。

LOVE BIRTHの講師の皆様、大切なお話を分かりやすくお話しいただきありがとうございました。

今日は、静西教育事務所管理主事訪問と市教委訪問が行われました。

管理主事や袋井市教育長、教育監、学校教育課長に授業の様子を参観いただきました。

各学級の授業の様子を見ていただきましたが、どの教室の授業でも、集中して取り組む袋井南中の生徒は大変落ち着いた学習態度で素晴らしいと評価していただきました。

授業では、ICTを活用したり対話的な活動を多く設定したりすることで、生徒にとって異なる考え方を組み合わせて、学びを深めやすい授業デザインになっていることも評価していただきました。

今年度は、「生徒と楽しむ」ことを本校教職員の研修テーマとしています。「～したい」「体験」「対話」「体感」という四つの「たい」を重視して、生徒自身はもちろん教職員も生徒と学び合って、学びそのものを共に楽しむ授業づくりをこれからも推進していきます。

本日は、「いちよし証券」の方をゲストティーチャーにお招きして、「見えるお金と見えないお金」をテーマにして、全校生徒を対象に金融学習を行いました。

成年年齢の引き下げや、高校での資産形成授業の開始等にともない、近年金融教育への注目が高まっています。

金融教育とは、一般的にお金についての教育のことを指しますが、単にお金や金融商品を学習するわけではありません。お金や金融の働きを理解し、自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨き、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養うことを目的としています。

本日の学習の中で、お金の意味やお金を通じて社会や経済、将来の働き方等、社会で生活するために必要な知識や判断力を身につけるための知識や考え方を学びました。金融教育のねらいは、社会で自立する力や、社会と関わる力の育成を支援することにあります。

金融学習をとおして、生徒たちはお金や金融商品のみならず、社会で生きていくために必要な金融に関する知識を身につけたり、考えたりすることができました。いちよし証券の皆様、ありがとうございました。

エコパアリーナを会場にして、地域のマーチングバンドが一堂に会し、エコパマーチングフェスティバルを今年も実施しました。

小学生から社会人まで、多くの団体が、日頃の練習の成果を、素晴らしい演奏や演技として発表しました。

演技の中で、スタンドにいる多くの観客から、大きな拍手や惜しみない声援が寄せられていました。

【参加団体】※演奏順

◇山名バトンクラブ

◇袋井南マーチングバンド SouthWinds

◇磐田jr.マーチングバンド Blue Fairies

◇袋井市立袋井南中学校吹奏楽部 South Dream

◇静岡県立掛川東高等学校吹奏楽部

◇静岡県立袋井商業高等学校吹奏部 The Scarlet knights

◇ブルージョア Bluujua

◇静岡県立小笠高等学校吹奏楽部 OGASA BAND

◇静岡県立浜松商業高等学校吹奏楽部

◇浜松商業高校OBOG吹奏楽団

◇THE FOCUS

学園小中学校合同学校運営協議会を袋井南中学校で行いました。

生徒総会の様子を参観していただいた後で、各学校の運営状況の報告や熟議を行っていただきました。

熟議では、まず「10年後をイメージしたとき、どのような地域にしていきたいか」というテーマについてグループごとに話し合い、それを共有しました。

次に、「南の丘学園にどのような教育活動を期待するか」について話し合いました。この話合いでは、学校に求めるというより、理想の地域を実現するために、学校と家庭と地域がスクラムを組んで、どのような活動を行っていけばよいかについて話し合いました。

具体的で建設的な充実した話し合いになりました。お忙しい中、参加していただいた各小中学校の運営協議会の皆様、ありがとうございました。いただいた提言を、後期の教育活動や来年度の教育課程にできるところから反映していきます。今後もよろしくお願いいたします。

前期後期の引継となる生徒総会が行われました。前期の生徒会活動を評価し、後期生徒会本部や各専門委員会の改革について、提案がありました。

前期生徒会の皆さんには、学園の子供たちの笑顔を集めて作成した「モザイクアート」をはじめとして、素晴らしい成果を残していただきました。皆さんの努力に敬意を表します。

「こども基本法」の理念にあるとおり、子供たちには、自分たちのことを自分たちで話し合って決めたり、学校や社会の様々な活動に参加する権利があります。

本校でも、校則や生徒会の活動など、様々なことについて、生徒たちが話し合って、方向性を決めています。

後期本部と専門委員会の皆さんの改革が、もしうまくいかなかったとしても、また変えればいいのです。失敗を恐れず、積極的に挑戦して変えていってほしいと期待しています。

なお、参観された、学園内の小中学校の学校運営協議会の皆様からは、生徒たちの真剣で誠実な態度に大変感心したとお褒めの言葉をいただきました。自信を持ってチャレンジしていきましょう。