令和6年が始まりました
2024年1月4日 14時44分
「地震は、地震国に生きる日本国民の背おう宿命であり、その発生を阻止することはできないが、それが引き起こす災害は我われの知恵と努力によって、いくらでも軽減できるはずである。 」
萩原尊禮(はぎわらたかひろ)
(地震学者 / 東京大学名誉教授)
令和6年は本校創立50周年となる記念すべき年です。
そんな節目の年なのですが、元日の夕方に、石川県能登地方を震源とする大地震があり、最大震度7の揺れを観測しました。
気象庁によりますと、1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登半島で深さ16キロを震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、志賀町で震度7の非常に激しい揺れを観測しました。
袋井市浅名でも震度4の揺れを観測し、本校でも夕方から避難所が開設されました。袋井市役所の各担当の方が、市内各地の避難所にそれぞれ参集し、避難準備に追われました。1日の夕方に確認したところ、本校の施設や設備には被害はありませんでした。
袋井市の避難所は1日の19時ごろには解散となりましたが、東海地方でも、いつ地震が発生してもおかしくないと、危険性が指摘されてきています。
本校の危機管理マニュアルも、文科省の通知を踏まえ、来年度に向けて12月に入ってから精査を行っていたところですが、様々な対応の見直しをする必要があると再確認しました。さらに、常備してある非常食や飲料水等も再確認していきます。
なお、報道によれば、石川県能登地方を震源とする地震で、石川や新潟、富山などで学校施設の被害は計446件に上り、石川・新潟両県の公立小中高校など34校が避難所となっているそうです。新学期や入試等を控えて不安な気持ちの子供たちも多いことだと思います。
被害に遭われた北陸の皆様におかれましては、突然のことで、つらく心細い思いをしていらっしゃるとお察しいたします。
私たちは、現在のところは見守ることしかできませんが、今後私どもの学校でも、微力ながらできる限りの支援を、生徒たちと相談して対応していきたいと考えています。
本校の生徒たちや保護者の皆様、地域の皆様におかれましても、袋井市の防災ガイドブックや防災マップ、中学生ハンドブックなどを参照しながら、緊急時の対応について御家族でも改めて話し合っていただきますようお願いいたします。
■袋井市防災ガイドブック(日本語・英語・ポルトガル語版)