デジタル手帳「フォーサイト」始めました
2023年2月9日 16時00分
日記は自分の内部に起こりつつある事を、はっきり当人に知らせてくれる。
ジャン・ポール・サルトル
(哲学者)
多くの中学校でも実施しているように、本校でも生徒たちは予定帳に明日の予定を記録し、一日の振り返りを日記として書いてきました。
しかし、予定帳としての利用にとどまり、自分が毎日の家庭学習をどのように進めるのか、月間や年間の計画を立てて計画的に努力するようなことは、定期テスト前の学習計画以外は、これまであまりできていませんでした。
また、教職員も学級生徒数分の日記をたくさん抱えて、教室と職員室を毎日移動していました。
そこで、本校では生徒の主体性を育み、家庭学習の習慣をより確かなものにするため中高生向けの日記アプリを導入することにしました。教職員にとっても働き方改革につながるものになります。
来年度から全校で本格実施を予定していますが、生徒も教職員も有効に活用できるように、1・2年生は3学期から試行することにしました。
昨日から始めたばかりですが、早速届いた生徒のメッセージに対して、担任はスタンプを押したり、コメントを返したりしていました。
今までの日記では書けなかった分量の文章を入力している生徒も多く、生徒とのコミュニケーションツールとしてだけでなく、表現力の向上や自己調整力の向上にも活用できそうです。
家庭学習の計画を事前に自分で考えて、それを実行できたかを記録することもできるので、主体的な学習習慣につながることを期待しています。
また、健康上の理由からしばらく登校できていない生徒と学級担任とのコミュニケーションツールとしても活用することを目指しています。