2年理科の学習では、「学習の個性化」をテーマに授業を進めています。総合的な学習では、『防災』『職業』『福祉』などをテーマに学習を進めていく際に、個人やグループごとに「個別」のテーマや課題を設定することがありますが、理科の学習でも「個別解決」の要素を取り入れています。
導入実験で抱いた疑問をもとに「個人テーマ」を設定します。それを全体で共有し、共通するキーワードなどをもとに、「物質が燃えるとはどのような化学変化だろうか」という「全体テーマ」が作られました。実験や話合いを重ねて考えたことや分かったことを、「個人テーマ」解決の手がかりとして蓄積し、単元の最終段階では、「個人テーマ」に対する自分なりの納得解をまとめ上げ、「全体テーマ」の解決へとつなげていきます。
一斉学習と個別学習をリンクさせることで、学習課題や課題解決が自分事になり、自分の言葉で答えを作り出すことで、生きた知識として身に付くことが期待されます。