第3回学園研修会
2023年7月31日 15時51分
学校の変化に関するあらゆることは、その成功のために高度の専門性を持った教師によって起こされるものである。
リンダ・ダーリング・ハモンド
(米国 スタンフォード大学教授)
南の丘学園では、幼小中一貫教育を推進しています。そのため、今年度は学園の子供たちの「主体性」を育成することを目指し、それぞれの園や小中学校で、工夫した実践や授業改善に取り組んでいます。
第2回では、中学校の授業を参観し、幼少中のゴールとなる中学生の学びの姿から、幼少中の学びの成果や課題について話し合いました。
今回の第3回では、学園内の各園の子供たちの学びや育ちの様子を録画した動画を視聴しました。人の一生の中で、幼児期は、生涯にわたる人間形成の基礎が培われる大切な時期です。幼児は、生活や遊びといった体験を通して、情緒的な発達や知的な発達をしています。
そのため、各園では、幼児期の発達の特性に合わせて、遊びを重要な学習として位置付け、適切な施設整備の下に、「環境を通して」学習の芽生えを育んでいます。
小中の教職員は、各園の教職員が子供たちの学びのためにどのような環境を用意することで、好奇心を育み、主体的に対象と関わり、自己を表出するように促しているかを、動画の視聴とその後の話合いの中で学び合いました。
幼少中のどの時期においても、その発達や学びという観点を重視しながら、園や学校と家庭や地域社会とが連携しながら、それぞれの教育力を補完していくことが期待されます。
動画視聴後の中学校の教職員のコメントからは、園の先生方の温かな言葉掛けや環境によって学びを誘発しているあり方について、刺激を受けた様子が伝わってきました。