芸術鑑賞会を行いました
2022年10月25日 15時00分
「この世は舞台、人はみな役者だ」
シェークスピア
(『お気に召すまま』から)
今日は、静岡県内で活躍する俳優による三つの一人芝居を鑑賞しました。
生徒たちは、普段なかなか目にすることのない一人芝居に初めは戸惑っている様子も見られましたが、次第にお芝居の世界に引き込まれていました。振り返りの記述から、それぞれに様々な感想をもったことが分かりました。
【生徒たちの感想から】
プロの方の演劇を見る機会はなかなかなく貴重な時間を過ごすことができました。最初の川瀬さんの演劇では、普段は考えようともしなかった童謡『森のくまさん』の歌詞の謎を解き明かす内容でした。言葉のとらえ方を紐解いていく流れは、いつこのようなことを考えついたのかと驚きました。赤堀さんの演劇は、今の20歳、昔の20歳を比較したり、20歳で抱えるで あろう葛藤を表現したりしていました。最近、成人年齢を18歳に引き下げたことで、自分を見失ってしまうかもしれないと思ったので、自分を見失わないようにしたいと思いました 。佐藤さんの演目では、1人で演じているのに、他にも何人かいるような感覚になり、見せ方が上手だと思いました。どれもとてもおもしろく、引き込まれるような演目でした。
今回のお芝居のスタッフの皆様、本当に貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
【企画】 TOMO☆PROJECT
【照明】 (株)セリオ 守屋昭さん
【音響】 松尾朋虎さん
【演目】
・上演1『森のくまさんの謎』 川瀬義人さん 〔三島市〕
・上演2『二十歳 ― ハタチ』 赤堀 愁 さん〔菊川市〕
・上演3『日吉町原発2』 佐藤剛史 さん〔静岡市〕
【生徒会長お礼の言葉】
本日は私たちのために素晴らしいお芝居をありがとうございました。芸術鑑賞会が一人芝居だと聞き、落語みたいなものかと想像して身構えていましたがキャッチーな内容とパントマイムのようなコミカルな動きで楽しめました。この場所には いない 人たちを いる という仮定でやりとりすることはさすが役者さん、目を見張るものがあり、見えない人たちが見えるような錯覚と第六感が目覚めるような貴重な体験をさせていただきました。違う演目も見たいです。